《アテン神の名前》                  


上のカルトゥーシュにはアテン神の名前が記載されています。
アテン神の名前は他の神々とは異なり、カルトゥーシュに書かれています。
また、このアテン神の名前(修辞句)はアクエンアテンの治世9〜10年を境として
変化が見られ、前期名と後期名に分けられます。

前期名には
「アテン、シュウの名において地平線で歓喜するラー・ホルアクティ」と書かれています。
これは、アテン神がラー・ホルアクティと習合したことを意味しています。
マイナーな神であったアテン神が、メジャーな神であるラー・ホルアクティと習合することにより、
メジャーな神の仲間入りした感じでしょうか?

後期名には
「アテンとして再臨した父ラーの名において、地平線で歓喜する2つの地平線の支配者」とかかれています。
これは、アテン神はすでにメジャーな神であり、大昔に信じられていたラー神を父とし、アテン神をその再臨とする
ことでラー神は過去の神です! ラー神はもう不要です! と言いたいのでしょうか?

ヒエログリフの説明は
ココをご 覧ください。
 
このページを作成するにあたり主として「
図説古代エジプト誌 古代エジプトのファラオ」を参考にさせていただきました。


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