ナクト 〜TT52〜

ナクトは18王朝の、トトメス4世の頃の役人で、「アメンの書記にして天文学者」という称号を持っています。
ナクトのお墓は、他のお墓と異なり、博物館形式での展示がなされています。

このお墓の見どころは下記のとおり。
@農耕の場面
A葬儀の宴会の場面(3人の女楽士)
B漁の場面
Cブドウの収穫&ワインづくりの場面

お墓自体は前室と礼拝堂の2室から成っていますが、観光客が入れるのは前室までです。
 


脱穀した麦を木べらを使用して空中に放り投げ、粉を取り除いている様子。

 


 


3人の女楽士の絵。右から竪琴、リュート、フルートを演奏している様子です。

 



召使いが、女性客に宝石をつけるのを手伝っている様子。


漁の場面。ナイル川のパピルスの茂みで、鳥や魚などの狩りを
家族単位で競い合っている様子。





上段はワインづくりの様子
(収穫したブドウを足でふみ、果汁をワイン壷に入れて熟成させているところ)

下段は鳥を干物にしている様子
(沼地に仕掛けた罠で水鳥を獲り、裁いて干物にしているところ)





このページを作成するにあたり、主として王家の谷〜テーベの神殿とネクロポリス図説 古代エジプト2 「王家の谷と神々の遺産」篇」
を参考とさせていただきました。


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