像の台座にはセマァ・タァウイが刻まれています。統一を象徴する
遺跡
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メムノンの巨像
巨像の脇には、アメンヘテプ3世の王妃ティや娘の小さい像が配置されています。
アメンヘテプ3世の葬祭殿、第一塔門に作られた像です。
アメンヘテプ3世葬祭殿は、テーベにある葬祭神殿で最大級の大きさを誇っていたと考えられていますが、後の時代の王に石材を盗まれてしまい、今ではメムノンの巨像といわれる16.6mのアメンヘテプ3世の像2体が残っているのみです。
ただ、メムノンの巨像の後ろに広がる土地の広さを考えると、アメンヘテプ3世葬祭殿は、とっても大きかったんだなぁ…ということが想像できます。
セマァという文字に、上エジプトの象徴ロータスと下エジプトの象徴パピルスを
結びつけて、上下エジプトの統一と安定を表しています。

像の後ろには、碑文が書かれていたようです。

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こちらの像にも碑文が書かれています。

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巨像の下にはこんな人を発見!! 気持よさそう。。

メムノンの巨像の後ろ側はまだまだ発掘中。





いろいろなものが発見されているようですね。
メムノンの巨像の後はとっても広い!!! スゴイ!!!!
道路から、発掘現場を眺めることは可能です。
空から見ると、こんな感じ。。
アメンヘテプ3世葬祭殿は、毎年発生するナイル川の氾濫により、至聖所を除いて冠水してしまったそうです。
葬祭殿全体が、ナイル川の水が引くにつれて原初の海から出現するような仕掛けとなっていたようです。 すごいですね!!
観光にはメムノンの巨像のそばまで寄らない人も多いと思いますが、この像の周りをぐるぐるすることも楽しいですよ!!!
このページを作成するにあたり、主として「古代エジプト神殿大百科」「王家の谷〜テーベの神殿とネクロポリス」を参考とさせていただきました。