カルナック神殿                   
《センウセレト1世の礼拝堂〜White Chapel〜》

12王朝(中王国時代)のセンウセレト1世が建設したアラバスター製の礼拝堂です。
アメンヘテプ3世により、第三塔門のつめ石とされていました。
セド祭(王位更新祭)の儀式と関係があった施設と考えられています。
柱や外壁には、ヒエログリフ&王と神々の浮き彫りが施されていて、とても見事です!


後ろ側にも階段がついており、左右対称のつくりとなっています。
外側に12本、内側に4本の柱があります。




(左の写真の拡大)

アメン神が「神々の王」と表現されていることから、
この時代には、アメン神が王権と結びついて、大きな
力を持ちはじめていたことが分かります。


 



外壁には、各ノモス(州)の標とその面積、ナイル川の
増水時の水位が記されているそうです。→→→→



遺跡保護のためか、ホワイトチャペルの中に入れないのは残念ですが、外から見ているだけでも、十分キレイです。
野外博物館では、ハトシェプストのレッドチャペルと並んで、必見の建造物です。

このページを作成するにあたり、主として図説古代エジプト誌 古代エジプトのファラオ」「Let's Try! ヒエログリフ」「古代エジプト神殿大百科」
を参考とさせていただきました。


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