アブシンベル神殿 大神殿
ラムセス2世の大神殿です。
ここでの見所は以下の4つ。
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ラムセスの巨像&巨像の下にある王妃&子供達の像
A 婚姻の碑
B カディッシュの戦いの壁画
C
至聖所
このページの写真の多くは「Osiris Express」「Bluffton
University」さんのHPよりお借りしています。
入口には4体のラムセス2世像(約21m)が鎮座しています。
入口の上には太陽神ラーホルアクティの像があります。
ラーホルアクティの左下には「ウセル」が、右には「マアト」が
彫られており、ラムセス2世の名前「ウセル・マアト・ラー」が
表されています。この像の左右にはラーホルアクティを礼拝する
ラムセス2世が彫られています。
《Bluffton
University》
上部はヒヒの像で飾られています。
ヒヒは太陽神を歓呼して迎える象徴的存在です。
ラムセス2世の巨像の足元には、王母のムト・トゥイア、
王妃ネフェルタリ、王子&王女の像があります。
《Bluffton
University》
北側の巨像の下には、北方系の捕虜たち
(アジア人)の姿が刻まれています。
《Bluffton
University》
南側の巨像の下には、南方系の捕虜たち(ヌビア人)の姿が刻まれています。
ラムセス2世の巨像の下には、セマァ・タァウイ
(上下エジプトの統一を表している)が彫られています。
入口から神殿内部を眺めたところ。
《Osiris Express》
大列柱室には、オシリス姿の王の巨像が並んでいます。
現地で購入したポストカードより
《Bluffton
University》
《Osiris Express》
大列柱室の壁には、ラムセス2世が行った戦争の場面や、
王が神々に捕虜を捧げる場面が描かれています。
壁画には色が残っている部分もあります。
現地で購入したポストカードより
現地で購入したポストカードより
現地で購入したポストカードより
至聖所には、左から、プタハ神、アメンラー神、ラムセス2世、
ラーホルアクティの像が刻まれています。年に2回、2/22と10/22に
朝日が至聖所までまっすぐに差し込み、冥界に住むプタハ神以外の像を照らします。
《Osiris Express》
倉庫には、神々に捧げ物をするラムセス2世が描かれています。
なお、神殿南側には、婚姻の碑があります。これはラムセス2世の治世34年に、ヒッタイト王ハットゥシリ3世の長女マホルネフェルウラー
がラムセス2世のもとに嫁いできたことを記録した石碑です。
残念ながら手元に写真はありません。行った際には是非見てみてください。
このページを作成するにあたり、主として「図説 古代エジプト2
「王家の谷と神々の遺産」篇」「図説古代エジプト誌 古代エジプトのファラオ」「古代エジプト神殿大百科」
を参考とさせていただきました。